【カギ交換】MIWA U9 LA.CY RMK

カギ関連

ご依頼内容:品川区 オートロック連動シリンダー交換

 内装業者様からのご依頼です。
 オートロック付物件のシリンダー交換です。この物件は過去にも数部屋やらせていただいていて、今回の分も数か月前にご入居者様の入れ替わりがあると予告があったので先に手配を済ませていました。

 シリンダー交換としては、鍵屋さんになったら一番最初に教えられるタイプなので非常に簡単なものですが、今回はU9というカギの種類について書きたいと思います。

 写真にシリンダーが並んだものがありますが、よく見るとシリンダーの見た目が少し違うのが分かると思います。ハウジングがゴールドですが、カギがささる箇所がシルバーになっており、左のシリンダーの方が少し大きいのですが、こちらが初期型とか前期型と呼ばれるものです。

 実はこちらの初期型は、ピッキングで開けることができた時期があるんです。ちょっと難しいのですが、コツを掴むと5分もかからず開くものもありました。実際に私が若いころに勤めていた大手のカギ屋では24時間受付のため夜勤があったのですが、なぜか私の夜番のときに限って公団住宅にお住まいの方からよく解錠の依頼が入ってきていました。酷いときには夜の10時に呼ばれたあと事務所に戻って仮眠していたら、夜中の2時に同じ物件の別の部屋から解錠の依頼がきた…なんてこともありました。

 周りからも、よくU9に当たるよねーと言われていましたが、1年くらい自分でも不思議なほどそんな感じでした。
 最初のころは当然ですがうまく開けられず時間がかかっていましたが、それだけ立て続けに現場で当たっていると嫌でも技量が上がっていきます。100回の練習よりもプレッシャーのかかる現場1回の方が経験値の量が断然違ってくるものです。当時はクルクル回してました。現場に行ってU9だとホッとするみたいな(笑)

 その後、改良が加えられてピッキングで解錠するのが難しくなってしまったので練習するのを辞めてしまったのですが、世の中には現行品でもピッキングで開けてしまう人たちが存在します。確実性の問題で現場で使える技術かどうかというのは別問題ですが、それでも選択肢の一つとして解錠技術を持っているのと持っていないのとでは雲泥の差があります。
 私も練習を再開したものの、確実に開けられるほどではないので現場では封印しています。
 カギ屋さんの解錠方法は、なにもカギ穴だけではないのです。あんなところやこんなところ、えっ!そんな方法で??みたいなこともあります。

 防犯対策はカギ穴をディンプルキーに交換して終わりという方も多いですが、それ以外にも気にした方がよい部分はいくつもあります。
 ですが、それにばかり気を取られても疲れてしまうので、不正にカギ開けをしようとする輩が面倒くさいなと思うような対策だけに絞って実施すると良いと思います。

 ということで、このU9というギザギザの鍵ですが、耐ピッキング性能はかなりの高性能です。発売されてから何十年も経っている古めかしい種類の製品ですが、メーカーの改良によって今も現役で市場に流通しています。
 カギをさす向きが決まっていたり、合鍵が簡単に作れるという良い面と悪い面を併せ持つ製品ではありますが、コストが安いのにそれなりに高い防犯性を備えているという高コスパの良い製品です!

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