ご依頼内容:練馬区 マンション キッチン換気扇交換
内装業者様からのご依頼です。
空室の現状回復工事中の納期に間に合わなかったキッチン換気扇の交換です。現調も施主さん側で行い、部材も用意されていたので作業のみの案件です。
キッチンの換気扇は写真のような天井埋め込み型、レンジフード型、昔ながらのプロペラ型などがありまが、今回は天井埋め込み型です。浴室の天井埋め込み型の場合は点検口が付いていることが多いのですが、キッチンや洗面所、お手洗いなどの換気扇には点検口がないことがほとんどです。
この現場の場合も、点検口はもちろんありませんし、換気扇が埋まっている箇所の側面の幕板もないため、本体を外すまでどのように取り付けられているのか分かりません。キッチンの場合には、断熱のためにグラスウール材で覆われてスチールの網で巻いてあったりするので、これを剝がす方が時間がかかるんですよね…。
この現場も巻いていありました。あと、ダクトがフレキなのが気になったのですが、スチール製だしミニキッチンで火力が非常に低いので平気なのかな…とそのまま交換しましたが、念のために施主さん側にフレキ管だったことと、グリスフィルターが別売りだからご入居前に取り寄せて付けておいてと報告しておきました。グリスフィルターは別売りの製品が多いのですが、私も過去に何度か発注ミスで取り忘れたことあります…




この吸い込み口と連結するダクト管についてですが、キッチンの場合には消防条例の規制があり本来はアルミ製のダクトは使用できません(スチール製を使用するように求められています)。また、曲がりや立ち上がりをできるだけ少なくして内面を滑らかにするようにと記述があるため、内面がでこぼこになっているジャバラ(フレキ)菅は不適切と解釈することができます。
ただ、実際の建築現場では、素材が柔らかく施工がしやすいということもあり、アルミ製のフレキ管がキッチンに使用されていることがあります。個人的には手抜きすんなよと思うのですが、一般住宅の壁付けのキッチンをリフォームして対面型などに変更している現場では、構造的に施工が難しい現場で使用されていることがあります。私自身もメンテナンスで伺ったお宅で目にしたことがあります。
では、それがすぐさま条例違反にあたるのかというと、自治体によって対応も様々なようで消防署の方でも半ば黙認と言う形でまかり通っているのが現状です。
これは、家庭用の調理器具(ガスコンロやIHコンロ)は火力が低く、業務用とは違って長時間にわたって使用することもないためだと言われています。
蛇腹状のフレキ管がだめなのは、内部に溝ができるのでそこに油がたまり、熱せられた排気によって火災を引き起こす危険があるためなのですが、一般家庭ではそこまで加熱されることがないというのが問題ないと判断される点のようです。
しかしながら、壁や天井の中に隠れていて目視で点検するのが難しい設備ですので、施工する業者さんはできる限りスチール製のストレート管を使用してほしいなと私は思います。



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